Windows XP SP3適用済みブータブルCDを作成する。
準備
基本的にはSP2とまったく同じですので、SP2の復習から。
SP2の時には、実行するに当たってはMicrosoftの文書をじっくり読んだのはもちろんです。
SP3の適用方法に関しては、Microsoftも「SP2と同様」というような表記をしていて、SP3専用の詳しいガイドは用意していないようなので、今回初めての方もSP2関連の文書をじっくり読んでみた方が良いでしょう。
Microsoft Windows XP Service Pack 2 のインストールと展開ガイド (SPDeploy)
http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/deploy/spdeploy.mspx
(当時の文書は様々なインストール方法について書いてあったのでもっと長かった)
まずは先人の後をたどるのが確実ということで、当時参照したサイトは
Windows.FAQ - ウィンドウズ処方箋 (WinFAQ) より
SP 統合インストール用イメージを作成する方法は?
Service Pack 適用済みブート可能 CD-ROM を作成するには
実際の手順、特にバッチファイルを作るに当たって参照したサイト
Windows2000 WindowsXP
サービスパック適用済みの新規インストール (統合インストール)
http://kobe.cool.ne.jp/memoba/memo/w_sp.htm
Service Pack
適用済みブート可能 WindowsXP CDを作成してみよう
http://garageoyaji.hp.infoseek.co.jp/PCDIY/WinXP_SP_BootCD_Make.html
必要なユーティリティの入手先が書いてあったので助かりました。
今回CD1枚に収めるために参照したのは
2ちゃんねるの情報
(どこだったか忘れた。見つけたらそのうちリンク)
SP2適用済みWindows XPセットアップCD-ROM
http://nowsmartsoft.or.tv/shumi/WinXpSp2CD.htm
<ソフトウェアの入手先> (すぐ上の2つはSP2の時に入手しているので今回改めて入手しませんでした。) CDImage(特にSP3統合CDを1枚に収めるために) |
Windows XP SP3適用済みブータブルCDの作成
Microsoftが案内しているSP2とSP3の適用の手順はまったく同じです。
しかしブータブルCDを作るとなると違いが問題になってきます。それはファイル全体の大きさです。
SP3をなんとか1枚のCDに収めるとなると工夫が必要です。
ファイルを削ったりすることなしになるべくできるISOイメージを小さくするには
1.アップデートはなるべく素のWindowsXP SP1(注1)に当てる。SP2の当たっているものにSP3を当てると大きくなる。
2.isoイメージ作成にcdimage.exeを使うと圧縮機能があるので小さくなる。
試しにSP2に当てmkisofsでISOイメージを作ったら750MB強、もとのCD(SP1)でISOイメージを作ったら730MB強でした。
これでもCD1枚に焼けないので、cdimage.exeを使うことにしました。
これを利用したら699MBに収まりました。
CDIMAGEはMicrosoftが内部利用するCD、DVDイメージ作成コマンドで、利用は灰色(黒かも)です。
1.HDD上の作業フォルダを決める。 (仮にJ:\SP3とします。)
2.作業フォルダに必要なファイルを入れる。
bbie.exe(ダウンロードしたBBIEからZIPファイルを解凍して取り出す。)
cdimage.exe(ダウンロードしたZIPファイルを解凍して取り出す)
WindowsXP-KB936929-SP3-x86-JPN.exe(Windows XP Service Pack 3
ファイル)
xpsp3.bat(順番にコマンドを実行するために作ったバッチファイル)
SP2のときとの違い
mkisofs.exeの代わりにcdimage.exe
cygsin1.dllが必要ない(mkisofs.exeがないので、これをWindowsに対応させるためのファイルも要らない)
xpsp.batはxpsp3.batという名前になって内容も多少変更。
参照:SP2のときにJ:\SP2に入れたファイル
bbie.exe(ダウンロードしたBBIEからZIPファイルを解凍して取り出す。)
mkisofs.exe(ダウンロードしたcdrtoolsからZIPファイルを解凍して取り出す)
cygsin1.dll(ダウンロードしたcdrtoolsからZIPファイルを解凍して取り出す)
WindowsXP-KB936929-SP3-x86-JPN.exe(Windows XP Service Pack 3
ファイル)
xpsp.bat(順番にコマンドを実行するために作ったバッチファイル)
バッチファイルの中身
| SP3用 xpsp3.bat ---------ここから--------- SET TEMPD=J:\SP3 SET CDDRI=K: md %TEMPD%\winxpcd xcopy %CDDRI%\ %TEMPD%\winxpcd /e WINDOWSXP-KB936929-SP3-X86-JPN.EXE /integrate:%TEMPD%\winxpcd bbie %CDDRI% copy image1.bin %TEMPD%\winxpcd cdimage -lXRMPVOL_JA -h -n -o -m -b%TEMPD%\image1.bin %TEMPD%\winxpcd %TEMPD%\XRMPVOL_JA.iso echo 処理を続行するとCDからコピーされ統合されたファイルはフォルダごと削除されます。 echo 削除したくない場合はCtrl+Cを押して処理を停止してください。 echo. pause del /q/f/s %TEMPD%\winxpcd\*.* rd /s/q %TEMPD%\winxpcd |
| 参照:SP2用 xpsp.bat
----------ここから--------- |
3.ドライブにWindowsXPのCD-ROMを入れる
4.バッチファイルを実行する。
(バッチファイルの各行をコマンドプロンプトで打つのがめんどうなので作っているだけなので、もちろん1行ずつコマンド打っても可。)
最後まで実行するとISOイメージ作成後にSP3統合ファイルをフォルダごと削除してしまいますが、途中で動作が止まるようにできているので、HDD内のインストールフォルダをSP3統合ファイルで置き換えるなどの用途に使う場合にはwinxpcdフォルダを削除しないでClrl+Cで処理を中止してください。
5.700MBの空のCD-Rを用意して、できたISOイメージを手持ちのバーニングソフトでCDに焼く
***バッチファイルの説明***
1-2行目 作業用フォルダと、CDドライブのパスを環境変数に設定しています。
4-5行目 SPを統合するためのフォルダwinxpcdを作成してその中にWindowsXPのCDの内容すべてをコピーしています。
6行目 SP3をwinxpcdの中身に統合しています。
7行目 WindowsのCDからブートイメージimage1.binを取り出しています。
8行目 取り出したブートイメージimage1.binをwinxpcdフォルダにコピーしています。
9行目 cdimage.exeでブートイメージを指定してブータブルISOファイルを作成しています。
10-13行目 作業の中断とそのメッセージ
14-15行目 winxpcdフォルダの内容とフォルダの削除
| なお、1-2行目の環境変数は、自分の環境に合わせて設定します。 SET TEMPD=J:\SP2 ←作業用フォルダのパス SET CDDRI=Q: ←CDドライブのパス 5行目、CD-ROMではなくHDD内のフォルダからコピーする場合には、%CDDRI%\の代わりにフォルダへのパスを書きます。 |
cdimage.exeのオプションの説明(cdimageのヘルプより cdimage /h)
使い方:cdimage.exe -オプション
ソースフォルダ ターゲットファイル
cdimage -lWinXpS3 -h -n -o -m -b".\image\image1.bin" %TEMPDIR%\WINXPSP3 %TEMPDIR%\image
sp3.iso
-l ボリュームラベル スペースなし
-h 隠しファイルと隠しディレクトリを含む
-n ロングファイルネームを許可(DOS 8.3ファイルネームより長いもの)
-o 重複ファイルのエンコードを1度だけにすることにより、ストレージを最適化
-m 最大イメージサイズ681,984,000バイトを無視。(650MBに収まらず700MBのCDを使うのに必要)
-b "El Torito"ブートセクターファイルを指定。スペースなし
文書作成 2008年7月21日
文書訂正 (注1) 2010年3月29日訂正。Windows XP SP3が適用できるのはSP1またはSP2適用済みのもののみ。